今年もまもなく暑くなりそうですね。
毎年5月の中旬頃になると日中の最高気温が夏日並みに上昇して「今シーズン初の冷房運転開始!」となる日が訪れます。そこで久しぶりに吹き出し口から出てくる風の何とも言えない悪臭に驚き、慌ててエアコンクリーニングの依頼をされる方が増えます。エアコンの臭いには埃っぽい臭い、油っぽい臭い、ニコチン臭、カビ臭など様々なものがあると思いますが、中でもカビに関しては注意が必要かも知れません。
エアコンなどが原因となる季節性の病気があるのをご存じですか?「トリコスポロン」と呼ばれるカビの一種が放出する胞子を吸い込むことで発症する夏型過敏性肺炎がそれです。症状としてはしつこい咳が続いて息切れ微熱、倦怠感を伴うことが多いそうです。
エアコンの冷房運転中や運転後しばらくは内部の湿度が90%以上に達していて水滴も付着しているのでこまめに清掃をしていないとカビの恰好なる発生源になりエアコンそのものがカビ胞子の運び屋になってしまいます。
ご自分でこまめにフィルターを清掃するだけでも清潔を保ちカビの抑制に大きく繋がると思いますが内部の熱交換器部やファン部に細かく付着した汚れはカビの養分となって雪だるま式にアレルゲン物質が増えるもので非常に厄介です。見えないカビを意識して頻繁にエアコンを買い替えるわけにもいきませんので1~2年毎にエアコンクリーニング業者による高圧洗浄をされるのが有効でおすすめです。
夏本番になりますとエアコンクリーニング業者が繁忙期になり特に大手さんなど空きが少なくなりますので早めのご予約がおすすめでございます。